のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

あしたの、喜多善男 #7

今回は盛り上がりは凄まじかった。小日向さんはじめ、コニタン、松田さんなど役者さんが本当の良かったです。
冒頭、「あしたの、矢代平太」が始まっちゃって切なくなってしまった。喜多さんに対する心の揺れが今回は特に強烈に伝わってきて、覚悟を決めてナイフを手に部屋を出る場面では、殺されるかもしれない喜多さんよりも心の大切な箇所を自分で壊そうとしている平太さんの事を心配してしまった。工事現場での会話も見ていて苦しくって苦しくって…。みずほに会える「あした」を心待ちにする喜多さんと、その「あした」を壊そうとする平太さんの表情の対比も良かったなー。
室井滋によって「三波は看護師(みずほ)と付き合っていた、そして彼女を他の男と結婚させた」という真実を突きつけられたのは、見ているほうも抉られました。驚愕の事実というショックではなく、「ついに喜多さんが知ってしまった。あのネガティブ善男でさえ知らせないようにしていたのに…」というどんよりした気持ち。凹んだよ。
そして見ていて一番ゾクゾクしたのは、みずほの前にネガティブ善男が登場したこと。あの場面は鳥肌が立った。みずほはどこまで計画を知っていたのかな。例えば保険金目当てだったとしても、それだけを知らされていたのか、それすら知らなかったのか。三波の実験によりネガティブ善男が生まれてしまうことまで知っていたのか。三波の生死は依然謎だけど、ネガティブ善男が生まれたのはきっと三波の死とみずほとの離婚がきっかけだと思うから、そうなるとみずほはネガティブ善男の事は知らなかったのかなー、やっぱり。
映画主演の決まったしのぶちゃんだけど、あの非の打ちどころがない棒読みが炸裂してしまうのだろうかと心配です。あと、人間の脳の70%は使われていなくて、その使われていない部分の事をNIGHT HEADと言うのですよね!兄さん…頭が痛いよ!!
エンディングが変わりましたね。千明様の踵落としが最高です!落とされたい(いや、無理)。今まではみずほがゴールのように描かれていたけど、今回はみずほの前を素通りして別のゴールに向かっているようです。どこを目指しているのかなぁ。