のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

のらみみ

カッちゃんとサムの話に泣いた…。すっごくよく出来てる話でした!!入院しているカッちゃんに残された時間が少ないというのは序盤から分かったけど、カッちゃんとサムは本当に再会できたんだと思ってた。そして、カッちゃんは息を引き取り、その後奥さんが半田っちにお礼に来る、という流れとばかり。のらみみくんに話を聞いてすぐさま会いに来たサムや、夕暮れの中イマドキな格好をして「30年ぶりかぁ」と呟くサムの会話がちょっと変だったこと、挨拶に来た奥さんに「僕は何も…」のセリフを考えると、カッちゃんとサムが再会したのはカッちゃんの夢の中だったって事だよね。そして彼は「行ってきマッチョ」「ばいならっきょ」と見送られて、最後に幸せな思いを噛み締めて満足しながらこの世を去った。それが分かってもう一度見たら見事に号泣してしまった。半田っちは何もできなかったと切ない顔で奥さんを見送っていたけど、カッちゃんにとってはそれが夢か現実かなんてことは問題じゃなくて、30年たっても楽しい思い出と共にいたサムと会えた事で安らぎを得たんじゃないだろうか。いい話だったよー。