コミック怪 vol.3

コミック怪 Vol.03

「魍魎の匣」　関口が早くもどんよりと鬱になっていて、まさに期待に違わぬ関口ぶりであった。今回から本格的に登場した京極堂、これまでの表紙に見られたお耽美な雰囲気が消えつつあり、不機嫌で偏屈そうな表情になっていてこれまた安心。京極堂による「霊能者・宗教者・超能力者」のご高説も端折らずにちゃんと描いてくれていた。
「犬神人」　やっぱり面白い！！エピローグを長々と語らず、余韻が残るようにさらっとしめてくれるところが好きだ。守谷の側に侍っていた男、前回メガネさんが連れて行った新人さんか！怖っ！単行本が出たら買います。
「とでんか」　人面犬の木村さんの奥様に驚いた！その件に関する南戸さんのツッコミもツボだった。
「平安Haza」　回を追う毎に面白くなってきている。茨木と綱の今後も気になるところ。発行の間隔がかなり長いので1話完結形式じゃないと前回の話を忘れてしまいがちなのがちょっと辛いかも。いや、前回のをもう一度読めば解決する事ですが。
「ねこまった」　シロさんかわいいいぃぃぃぃい！！猫又の踊りも素敵だった。
「九十九鬼」　これは連載なのかな。次回作も読んでみたいと思った。