のんべんだらりといきましょう

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週刊真木よう子 #10「ひなかの金魚」

先週に続き、淡々とした表現の中でじんわりと来るものがあった。ヨネスケの乱入はビックリしたけど、そこだけ浮いたり滑ったりする事なくなじんでいたような気がする。あとバードマンな。なんでバードマン。そして手に抱えるはコピーロボット。何者なんじゃ。
よう子の職業が少女マンガ家のようで話の展開も少女マンガっぽい流れだったけど、そのおかげで話に入りやすかった。池鉄さんがダメ彼氏の雰囲気をとても上手く醸し出していたと思う。台所で泣き出してしまう彼氏と耳を塞いで仕事を続ける彼女あの場面が好きだ。2人の関係が凄く良く伝わってきた。それぞれが新しいスタートを切って、いつか再びよう子の部屋の金魚鉢にあの金魚が戻ってくる日が来るんだろうなーと思わせるラストも良かった。