倉本聰先生の作品って、ものすごく好きな時もあれば、逆にものすごくイラッとさせられる事もあるという私にとって不思議なドラマという印象がある。今回はどっちかなーと思いながら見たら、東京パートが驚くほどに見やすくて「えっ？これが倉本作品なの？」と感じてしまったほど。「モンペトクワ」「あのよー」とか、妙なテンションは置いといて。何か物足りないような*1気分だったが、富良野パートになったら途端に正真正銘の倉本作品になって妙に安心してしまった。
娘のルイが早速不倫状態で、あら〜…となったよ。倉本作品をたくさん見ているわけじゃないけれど、何故こうも見るたびに若い娘さんは不倫しているのだろうか。『北の国から』の蛍、『優しい時間』のアズ、そして今回のルイ。不倫する事によってキャラクターに厚みが出る！みたいな何かがあるとか。しかも同じ不倫でも人妻と若い男でなく、中年男性と若い女というパターンなのはやっぱり先生の拘りなのか？
平原綾香が登場していて驚いた。てっきり主題歌を歌っているから初回だけの特別出演なのかと思ったら、次回も登場するみたいだしもしかしてレギュラーなのだろうか。演技は自然な感じだったけど、何故あえて彼女をこのドラマに起用しているのかが謎…。
*1:時にはそこが苦手なくせに
