- 作者: 鬼頭莫宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/09/30
- メディア: コミック
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以下、ネタバレです。
カナ編。8巻のラストでカナちゃんが選ばれた時は、さすがにショックだった。これまでも中学生が戦って、そして死んできたのだが、小学生のカナちゃんがジアースを動かして相手を殺す、そして死ぬって考えると恐ろしくなったよ。何を力にして戦うのかとか、何のために戦うのかも気になったし。そこはやはりウシロのためだったけど、小学校4年生の女の子が何でそこまでできるのか。さすがに今回は理解できなかった。カナちゃんの自己犠牲はウシロのためじゃなく、母親を死に追いやってしまったと思っている自分を救うことにも繋がっていたのかもしれないけど。カナ編のラスト、相手のコクピットを握るジアースを見上げる絵(カナちゃんの最期の時)は、5巻のモジの見開き(モジの最期の時)と同じくらいインパクトがあった。
そして田中さんも犠牲に。子供たちの他に、関さんと田中さんという大人二人も契約していたが、やっぱりジアースの操縦は子供にやらせるのかー。あくまで子供たちの物語なんだねぇ。
ウシロ編。カナちゃんと田中さんの死は、どうしてもウシロのための助走のようにも感じられて、これまでに比べてちょっと大人しめに感じられたのかもしれない。ウシロは次の地球へのバトンパス係(ココペリのような)になるのかなーと思っていたので、ここで戦うことになったのはちょっと意外だった。
コエムシとマチが兄妹だったことが分かったけど、コエムシはああいう形態の生き物じゃなかったんだ…。任務が終わると元の姿に戻れるのか?ウシロのように契約したフリをしてしていなかったようだけど、なんでコエムシになったんだろう。そしてそろそろ最終戦も気になるところ。最終戦はココペリのようにホームでもアウェーでもない地球で行われるのかなー。今回がウシロ編ということは、最終戦はマチなのか(契約できたら)。