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源氏物語千年紀 Genji

先週分を見逃してしまうという痛恨のミスを犯してしまったのだが、どんな感じだったんだろう…。弘徽殿VS朧月夜の大乱闘はあったのか?
で、最終回。あらすじなら分かっているから前回見逃していてもついていけるだろうと思ってたのだが、全然ついていけなかった!!!すごい!すごすぎる最終回!!!アバンで源氏の君が落ち武者さながらに雪山をさすらっているのにまず唖然とさせられた。これって夢(妄想とかイメージとか)でしょ…?と思いつつもいつもよりやたら長いものだから、もしかしてこれがメインストーリーなのかも!?と不安になるくらいだったよ。しかも半分雪に埋もれながら笑っているし。壊れた…源氏の君が壊れなすった!!って、まぁいつものことなんだけど。
牛車に揺られる源氏の君がいきなり暴漢に襲われる展開もまっっったく予想できなかったので、声を出して笑ってしまった。アレには一体どんな意味が。一人で暴漢どもをバッタバッタと斬り倒す源氏の君。すげー武闘派。雅やかな貴族がこんなにマッチョだったなんて。しかも、騒ぎを知った頭の中将、加勢を引き連れて救援ではなく優雅にお一人で登場した上に素手で倒しちゃってます。荒くれ者相手に素手て!最後の最後まで気が抜けないわ、この作品。後半になればなるほど、セリフの「五七調(?)」リズムに磨きがかかって、その不自然さも面白かった。
密かに明石の君がチラリとでも登場するのを期待していたんだけど、須磨の荒波の前で涙する源氏の君で終わりだった。特に続編を期待させられる感じでもなく、愛を高らかに叫んで終わりってちょっと寂しいぜ。出崎源氏とても楽しめました。須磨以降もあればいいのにー。