のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

任侠ヘルパー #4〜5

4話
介護ヘルパーとボランティアヘルパー。サービスへの制約から、家族にはなれない介護ヘルパーの話が、前回の家族と虐待の話から上手く繋がっていて面白かった。れいこさんはボランティアヘルパーのフリをした詐欺師だったけど、家族のように何でもしてくれるからボランティアさんの方に信頼感が集まってしまうのって、介護ヘルパーとしては辛いんじゃないかな。別に、決められた時間、給料の分しか働きません!と割り切っている人ばかりじゃないだろうし、それなのに利用者さんからあからさまに「ボランティアさんは何でもやってくれるから」とありがたがられるのってちょっと悲しい。うーん、羽鳥社長じゃないけど、確かに難しいですね。
彦一に、ちゃんと謝るか詐欺師としてきっちり憎まれるかどちらかはっきりしろ!と言われたれいこさんが、どっちを選ぶのかちょっとドキドキした。謝罪とは別の方向にケジメをつけるために(もしくは、二度とこんな手にひっかからないようにと)、わざと悪人ぶって憎まれたまま退場するかと密かに期待してしまった。残念ながらそっちには流れませんでしたが。
インテリさんが何気に美味しい役回りでいい感じですね!インテリさんメインの回もあればいいのに。


5話
実にいい最終回でした!ってなくらい、きれいにまとまったお話でした。彦一が「これからも母をよろしくお願いします」とカーテン越しに頭を下げる場面はじわっときた。草なぎくんの演技ってやっぱり好きだなー。親子には親子にしか、夫婦には夫婦にしか分からない感情があるのですね。
幹部候補の6人が、鉄板でお好み焼きを焼いている姿に和んでしまった。幹部の座を狙った、いわば敵同士の関係のはずなのにこの楽しそうな団欒は一体。ちゃんと揃って食事を始める辺り、この共同生活に十分馴染んでいて面白いです。すでにみんな、ヤクザ者である面影がない…。