のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

コミック怪 Vol.08 2009年 秋号

「百器徒然袋」 榎木津のテンションが終始高くて面白い。「匣」に比べてページ数も少ないので、あっという間に終わってしまった。早く続きが読みたい!
魍魎の匣」 クライマックスはまだまだ続く。匣部屋の細かい描き込み具合をまじまじと見てしまった。徒然袋」と「匣」で本誌全ページの3分の1くらいを占めているのがスゴイ。
「とでんか」 チェーンメールの都市伝説話。ラストシーンに「え?何で?」となった、上手い引きだなー!この顛末が楽しみ。
「ねこまった」 いつものひねくれオニキスとは違った一面を見て和んだ。ご主人と猫の愛情物語。半分変身の解けたオニキスがカッコいいじゃないですか!
「中国奇妖伝奇」 面白かった。今回は読みきりだけど、連載でも読んでみたいな。濃い絵の中に時々現れる狸とか楽師が可愛かった。
「イヌジニン犬神人」 三隅の姉ちゃんがカッコよかった…。姉ちゃんとの別れの場面を直接描かず、傀儡が塵になって消える事で「終わり」を見せる演出が好きだ。メガネさんが島に迎えに来て終わりかと思ったら、最後の1ページちょっと驚かされつつにジーンと来た。あの笑顔が切なかったよ。期待通りに染野はさらにスパークしてました!一体どこまで行くのか楽しみです。
この号で連載が3本も終わってしまったが、次号からはどんな作品が登場するのかな。個人的には「イヌジニン」や「とでんか」を増ページにしてくれるのが一番嬉しいけど。