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匣の中の娘 志水アキ

コミック怪』の全員サービスで作られた冊子が1月10日に届きました。タイトル『匣の中の娘』、作者は久保竣公、出版社は稀譚舎。久保竣公の作品を漫画化したものです。
久保の理想や憧れは、彼の目を通して柔らかくて温かくてふわふわしたようなイメージで描かれ、久保にとって嫌悪の対象や上手くいかない現実は醜く汚く描かれている。それが久保の脳内を見ているようでゾッとした。ラストは久保の願望だと思われるが、それが本編『魍魎の匣』にも繋がっていて上手いと思った。