のんべんだらりといきましょう

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ハガネの女 #7

最終話。面白いドラマだった!子役が本当に魅力的で、もちろん演技のできる天才子役らを集めたんだろうけど、与えられたキャラやセリフをきちんと自分のものにして、どの子もとても可愛らしく愛すべき存在でした。
しつこいようだが、私が一番好きなのはやはり女王様(まりいちゃん)で、あの底意地の悪さ、大人をも黙らせる頭の回転の早さ、口の達者さなどなど、見事なまでに完全な悪役なんだけれども、ギリギリの線で嫌われない魅力があったと思う。*1芯の強さと潔さ、裏表のない悪さかなぁ。せりちゃんに酷い事を言い、クラス全員を敵に回すような態度を取った後、ハガネに「あなたの言葉はナイフのように傷つける」と言われて「かもね」と答えてしまう、そういうところが好きなんだよなー。ああやって臆することなく(間違った方向なんだけど)ぶつかっていける女王様は、塩田先生に「自分で選んできた生き方だから」と発破をかけるハガネに似てるなーと思いました。最後の土下座も女王様らしいケジメのつけ方で、せりちゃんに「仕返しすればいい」と言ったり、自分のやってきた事をきちんと分かっている風だった。そんな女王様に声をかけるせりちゃんと、女王様の個性を分かって受け入れるクラスメイトもみんな良い子たちだったなー!
塩田先生は、結局あいりママとは何もなかったとなっているが、いや「あったかなかったか」じゃなく、何でホテルの部屋についていったのかが大事なんですけど!と思ったのだが、それはスルーでいいの?そこに納得できる理由がないとハガネの彼氏としてアウトな気がするんですがどうでしょう。まぁ、ふたりとも落ち着くところに落ち着いたようだから良いんでしょうけど。
逆上がりの練習をするハガネを応援する生徒たちが、一列に並んでエグザイルダンスしてたのが可愛かったなぁ。

*1:もちろん、あのいじめっ子が嫌いな人も多いと思うけれど