のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

フリーター、家を買う。

心の痛くなるドラマでした。タイトルからホームコメディよりのドラマかしら?なんて勝手に思っていたが、とんだ思い違い。辛い…が、引きこもりにバイトの挫折、理解のない父親、うつ病の母と、初回が底辺で、紆余曲折あろうがこれから少しずつ良い方へ変化していくんじゃないか(そうあって欲しい)と思うので、お母さんじゃないけど「いつだってやり直せる」の言葉を胸に見ていきたいと思います。
武家の問題児、誠治と父親が絶妙なバランスでダメ男なのが実に上手いなぁ。これが行き過ぎるとどっちにもイライラして全く理解できなくなるんだけど、自分に甘く、まだ自分には特別な何かあると思っている若者である誠治も、それなりの(?)努力と挫折を経験し、他者(母親)の気持ちを感じ取れる優しさを持っている。俺は正しく家族は絶対服従、俺だけが家族を守っていると信じて止まない父親も、誠治に対する言葉は実に道理にかなっていて、核心をついている。だからそれぞれに対して「これはちょっと…」と思う言動があっても、どこかで受け入れられる余地がある。
お母さんの優しさに泣けてきたよ。思わず自分の母親の事を考えてしまい、いろいろとダメな娘でスミマセンと謝りたくなった。ストレスの原因は息子と父親の不和かと思っていたが、隣家とのトラブルもあったのね。あれこれ動向を探るような態度に不信感ありありだったが、次回予告を見ると噂話をばら撒いてお母さんを追いつめる程度じゃなくて、積極的に嫌がらせしてるのかしら…怖いわ!!
建設現場で一から始める誠治には頑張って欲しいが、重度のうつ病と診断されたお母さんを家にひとり残しておいて大丈夫なのかと、ちょっと心配になってしまった。エンドクレジットを見てたら井上正大(今出川プロ『プロゴルファー花』)や嶋大輔の名前があったが、どこにいたか全く分からなかった。建設現場の同僚にいたのかな。