取材対象者に目の前で自殺されてしまった赤坂、同じ経験をしている蒼山、忘れられない事件を胸に秘めている白石と、3人の抱えるもののがそれぞれ重い（重そう）なのに加え、松雪さんと小日向さんのやり取りが面白いものだから紫村の不満や葛藤がちょっと軽く感じられた。でも、小学生3人の関係や心情が切なくて温かくてしんみりしたよ。面白かった。
転校先で新しい友達ができて、それを失うのが怖くて優ちゃんを拒否したレナちゃんの気持ちも分かるなぁ。そこまでしなくてもいいじゃない…と今なら思うが、転校してきた小学生にとって、その新しくて狭い世界が全てで、今の友達を失ったらもう世界の終わりくらいの不安があるんだよね。ゴミ箱に捨てた手紙も、簡単にレナちゃんを責められないよ。
偽レナとして文通を続けていた鈴木さんも、手紙を通して培った友情は本物だと思うし、あの年齢の女の子が騙していたと正直に謝るのはかなり勇気がいったと思う。本当の事を言ったら、心のよりどころでさえあった大切な友達がいなくなってしまうという恐怖は相当のものだったろうね。優ちゃんとレナちゃん、優ちゃんと鈴木さんがこれからも仲の良い友達でいて欲しいなーと思ったよ。
自殺した議員秘書は誰かに殺されたような気がするし、PTSDを発症した赤坂は事件の真犯人を見つける（報道する）事で立ち直るのかなー。そしてそれを見ていた蒼山は過去の事件に再び向き合って、主婦殺しを再調査するという流れに繋がるのでしょうか。
