のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

家も家族も無事で、幸いなことにいつもどおりの生活を送れています。地震があった直後に停電、水道水の出も悪かったので、断水がくるかと思いバケツに水をため始めたらバケツ半分もいかないうちに完全に水も止まりました。家は、本棚の上段から本が散乱したくらいで、食器類は問題なかったのですが、一番驚いたのは液晶テレビとプリンターが転落したこと。特にテレビ。本棚の上から軽いものを入れた箱が次々落ちてくる直前あたりで怖くなって机の下にもぐりこんだのだが、揺れの様子を見てて「このままだとテレビが台から落ちる!」と分かっても、近くに行って押さえる勇気はありませんでした。窓際だったし、最悪窓ガラスが割れたり、テレビと共に転倒したら怖すぎるので、そのまま落ちていくのを呆然と見ているしかなく。液晶が割れたかと思ったけど、地震がおさまってから起こしてみるとヒビも入っておらず見た目は無事な感じでした。プリンターは落ちたのすら分からず、後から部屋を見回して気がつきました。今更ながらに転倒防止のグッズは絶対に必要だと学習しました…。
その後、停電と断水は深夜12時ごろまで続きました。家具の転倒はあったけれど、家も体もまったく問題なかったので、家で待機。電気が止まっているので家の固定電話も使えず、携帯も繋がらずでしたが、遅延しながらもメールが届き家族の無事を確認。電気が遮断されるとテレビもネットも使えないので、何がどうなっているのかさっぱり分からず、陽のあるうちは本でも読んで気を紛らわしていたが、日が暮れると本格的に暗くなり何も出来なくなりました。懐中電灯はあったけど、地震の規模も状況も分からないので万が一電気の復旧が長引いた時のことを考えて無駄遣いはやめようと、あまり使わなかった。で、結局何をしていたかというと、布団に入って寝てました。暖房もないし、暗闇だし、余震は続くし、もうこれはじっとしているしかない!と布団にもぐるも、さすがに眠れないですね…。暗闇で布団の中じっとしているのも結構きつい。転倒防止グッズとともに、身にしみて感じたのは電池で動くラジオも必須だということでした。普段どれだけテレビとネットのみに依存して情報を集めているか痛感させられた。電気がないと何も出来ない。ドコモの携帯を使ってみても繋がらないし、世界がどうなっているのかまったく分からない!というのにジワジワと恐怖を感じさせられました。夜8時ごろになって、地元の防災センターから「電気の復旧は明日の朝以降の予定です」と放送があったので一晩暗闇を覚悟していたのですが、深夜12時前くらいに突然電気が復活し、同時に水道も復活していました。電気と水道のありがたみを心から感じました。あと、やっぱり自分の災害に対する準備不足も痛感。
電気の明るさが嬉しくて転落したテレビが壊れていないかを確認するためにスイッチを入れたら、あまりの惨状にびっくりというか呆然として言葉がでなかった。「津波警報」ではなく「大津波警報」の文字に驚き、気仙沼の火災には眼を疑った。まったく知らない間にこんな大変なことになっていたという事実に動揺し、急に怖くなってしまいました。
深夜2時過ぎにいったん帰宅した家族は30分くらいしてまた出かけ、朝方無事に帰ってきました。
まだまだ余震も続いていますし、被災されて辛い思いをしている方や帰宅できず混乱している方もたくさんおられると思います。
皆様が無事でありますようにお祈り申し上げております。