のんべんだらりといきましょう

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家政婦のミタ

ミタさんが頼もしすぎる…!『女王の教室』を何となくイメージしてたので、あの先生のようにもっと意識的に家族を追い詰めるような言動をするのかと思ってたけど、初回を見た限りでは無表情なメリー・ポピンズで何となく安心。あまりにキリキリさせられる内容だとさすがに見てて辛くなるものね。何でも出てくるあのかばん欲しいなー。
なんだかんだで素直な子供たち、ちょっと頼りないお父さん、頑固なおじいちゃん、可愛いトラブルメーカーうららちゃんと柔らかいホームドラマの要素を残してくれてるのも良かった。長女は高校生、末っ子にいたってはまだ幼稚園児なのに突然母親を失い、荒れ放題の室内、行き届かない家事、それぞれが母の死を上手く受け入れられずギスギスする家族関係と設定だけ見ると本当にヘビーすぎてキツイよね。重い部分とファンタジーのような軽快な部分が上手くバランスを取っててホッとできる部分も多く、面白かったです。
結に届いた母親からのメールを見て、え?自殺なの!?と思いつつも、そう見せかけて「母親とケンカして仲直りできないまま突然の別れとなってしまった」みたいなエピソードだよねーなんて高を括ってました。しかし、お父さんの話を聞くと本当に自殺の可能性が…。社内での野波さんとの不審なやり取りを見ると浮気の可能性ありとか?というか、長谷川さんが17歳の長女を筆頭に4人の子持ちってのが衝撃的で、実は妻の連れ子なんじゃないかと疑ってましたスミマセン。
雇い主の命令は何であれ実行するというミタさんだけど、お隣さんに水をかけたのを見るとその判断にはちろん私情も入っているのが分かる。それでも、相反する指示が出た場合の優先順位ってどうなってるのかなーと気になりました。母の遺品を捨てる捨てないの時、結が捨てろ、翔が捨てるなと命令し、結の指示を優先してたのを見るとまさかの年功序列なのかしら。捨てる捨てないでいちいちそれぞれの意見に左右されてたらそれはそれでコントですけど。
ミタさんの手が冷たくて、真冬でもなさそうなのにダウンコートを着てるのを見て、実は天国のお母さんが子供達を見守るためにやってきたんだよ!という超ファンタジーを妄想してしまったんですがさすがにそういう話ではないですよね。