のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

蜜の味

すごい!曲がりなりにも主役である直子にまったく共感できないのがすごい!!好きな男(恋人ではない)のために医学部に合格できてしまうガッツは素晴らしいと思うけど、自分の夢いっぱいな妄想の世界にいる空気読めないお嬢さんっぷりにイライラさせられて大変です。痛々しいレベルを突破して、ひたすら鬱陶しかったんですが、こういう効果を狙ってのキャラクター設定なのかな。朝から晩まで雅兄ちゃんの事しか考えてなさそう。産婦人科の見学も授業という意識が薄くて「私も雅兄ちゃんの子供を産みたいのに!可哀相な私!」くらいしか思ってないんじゃないか。何をするにも雅兄ちゃんフィルターを通してしか物事考えてなさそうで怖い。彩さんも相当クセのある女だとは思うが、どう見ても大人の恋人同士の間に勘違い夢見る乙女な直子が割り込んできただけにしか見えなかった。
直子に対して始終そんな印象だったので「早く直子が現実を見せ付けられてショックを受けないかなー」と酷いことばかり考えてしまいました。なので、「頭はいいかもしれないけど、人間的にダメ」と直子が必死で優位性を保とうとしていた彩さんが、医者としてきちんと患者に向かい合っている姿を見せ付ける場面はなかなのカタルシスがありました。このドラマは、直子が打ちのめされるのと、菅野ちゃんの黒化を楽しみにすればいいのかな。というか、1話を見た限りそれ以外の楽しみようがない…。
ARATAは、さらに悪魔化するであろう菅野ちゃんと、空気読めない一途さで迷惑をかける榮倉さんの間で翻弄されるキャラなのかなー。最後、「結局はっきりしないARATA(雅兄ちゃん)が悪いんじゃね?」みたいな雰囲気にならない事を祈るよ。
これ現時点で2003年だから少しずつ時計が動いていずれARATAの実年齢に近くなるんじゃないかと思ってるんだけど、カツラで髪型を変えつつギリギリ10代?〜20代を演じているARATA(現在37歳)すげえな。ひとり大河ドラマ状態。