- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2003/06/25
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斉藤一を佐藤浩市、沖田総司を堺雅人が演じているので『新選組!』のイメージがまだ強く残っている私の頭では整理するのに時間がかかった。が、それも前半だけで、物語のテンポに乗ってくるとほとんど気にならなくなっていた。
殺陣が非常に美しくて、戦のシーンはかなり迫力があったと思う。雨の中、吉村を襲う斉藤とか、鳥羽伏見の奇襲とか。奇襲の場面で、建物の中から出てきた斉藤が荷車に火を放つ仕草がきまっていて、地味な動きなのにすごく印象に残っている。
吉村(中井貴一)の物語の背景になる新選組の顛末はかなり急展開で進むので、『新選組!』で勉強(?)していなかったらちょっとわからなかったかもしれない。いろいろと泣き所はあったが、自分は吉村の家族愛よりも、吉村と大野(三宅裕司)や千秋(伊藤淳史)と嘉一郎(藤間宇宙)の友情の方が泣けた…。特に少年組の方はお互いがとても心優しいのが余計に辛い。
近藤、土方、沖田の3人が揃う場面はいつも何かしら食べたり飲んだりしていて、吉村(中井貴一)の堅実さと対照的にかなり俗っぽく描かれていた。新選組に関しても本当にいろいろな角度からの見方があるのだと改めて思う。
ぬい(中谷美紀)は醜女と言われていたが、美しすぎるよー。