のんべんだらりといきましょう

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六番目の小夜子

文化祭あたりで「子供」から「少年と少女」へと成長したような秋(山田孝之)と玲(鈴木杏)が、今度は「大人」へと成長していく過程を見たような気がした。
1番目は黒川先生(村田雄浩)で、それ以降代々の小夜子に鍵を贈って見守り続けていた。沙世子(栗山千明)が選ばれたのは転校を迷っていたから。秋は病気のせいで留年が決まり、そんな状態の自分以外になれる機会を与えるために選ばれた、ということだろうか。でも何故わざわざ2人も選んだのだろう。トラブルの元になるのはわかっているのにねぇ。それも次回明らかになるのかな。
で、それを受け取った沙世子は、教科書には載っていない自分だけが作り上げることのできる小夜子を演じようと決めてやって来た。秋は、自分以外になるという逃げ道を選びたくないから拒否した。玲は、「普通」な自分がイヤで「特別」な自分になりたくて秋から鍵を受け取った。そして、小夜子の妨害者だったの雅子(松本まりか)は、自分が成功させたかった、伝説を終わらせたくなかったから、小夜子になりすました…のかな。
「小夜子は鏡」というのは覗き込んだら自分が映る鏡ではなくて、自分の中の小夜子=なりたい自分が映るという意味だったのかー。やっと分かりました。お、遅い…?
3番目の小夜子はやはり雅子の兄?雅子が小夜子伝説に執着するのもそのせいだろうか。次回最終回なので、雅子と黒川先生が実行した以外の小夜子にまつわる事件(主に超常現象)に関する答えも見えるのだろうね。どういう結果になるのか楽しみだ。