のんべんだらりといきましょう

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王様のレストラン #5

「オマール海老のびっくりムース」数々の奇跡によって生まれるの巻。
京香さんスペシャルであります。酔っ払ってゲロ吐く京香さん、工事現場のランプを持ってきてしまう京香さん、潤んだ瞳で気持ちを新たにする京香さん…あー、京香さん三昧でした。
新メニューの考案、範朝と政子の痴話げんか、従業員の飲み会が並行して語られつつ、その全てがお互いに作用しあってラストに終結するのが、見ていて気分が良い。禄郎のジャムパンも、政子の悪酔いも、範朝の通夜も、折ってきたミントを稲毛が占いに使ってしまうのも、梶原がドアを勢いよく閉めるのも…等々挙げたらキリがないくらい全てのことが奇跡を生み出している。上手いな〜本当に!
禄郎がついに範朝と政子の関係を知りますが、本当に鈍感すぎる…それがまた筒井道隆の見た目やら演技やらにピッタリで本当に鈍そうに見えるのだ。しかし、畠山がしずかに思いを寄せている事には気がついているんだよね。なのに、あからさまな範朝・政子に気がつかない所がまた微笑ましい。ラストで稲毛に「(政子に)言ってみるもんですね」と言うのも、本来は稲毛の悩みなど知らないはずなのに彼の気持ちをさりげなくフォローするような効果になっていて、鈍いんだか鋭いんだか分からない(9割がた鈍いと思うが)。
森本レオのナレーションも、あの声質と話し方で気分を盛り上げてくれる。「小さな奇跡の〜」は余韻がありすぎて特にグッときた!森本レオの声の魅力が全開なのは、『王様のレストラン』のナレーションと人形劇『三国志』の諸葛亮孔明役だと思うなー。