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王様のレストラン #6

梶原さん、総支配人になるの巻。
笑った笑った、その上ラストでジーンときた。この話で特に面白かったのは、しずかと政子の距離感が少しずつ変化していく所。第2話ではかなり険悪だった二人。5話では、酔いつぶれる政子にオロオロする男性陣を尻目に、「放っておけ」と女心をフォローするしずか。そして6話ではついに共闘してくれました。オープニングでは政子を相手にしなかったしずかも、エンディングでは仲間と認めているような態度を見せる。この一連の流れがすごく好きだなー。私の大好きな「私、愛人顔だから」も出たし!
このエピソードだけではないけど、1話完結タイプながら過去に起こったエピソードがきちんとその後に生きている脚本にいつも感心されられる。
梶原さんが第1話の千石さんを真似て、マナーの悪い客を追い返し、それを見た一言もしゃべらない息子・藤吉郎がニッコリと笑う場面。何度見てもジーンとしてしまう。千石さんが全く同じ事をスマートにやり遂げたのとは対照的に、梶原さんはそのオヤジらしさを存分に発揮して目をひん剥いた必死の形相で頑張る姿がいいんだよねー。これも1話の千石さんががあったからこそ、余計に違った感動を生み出してくれる。セリフが全く同じ(首を切る、腹を切るの梶原さんらしい間違いもご愛嬌)なのに、こうも違うんだなーと感心。もちろん役者さんの魅力も大きいよなー。
あとは、中国人(ソウ・ケンミン)になった範朝も最高だったし、稲毛・畠山の偽客で笑わせておいて、大オチでは満を持して大庭さんが登場!本当に美味しいキャラだ。