のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

神はサイコロを振らない #3

ヤス子(小林聡美)も亜紀(ともさかりえ)も強いなー。あと8日で消えてしまう事を2人とも真正面から受け入れているんだから。亜紀が「ヤッチの人生に私がいないのが悔しい」「ヤッチの時間だよ」と、自分の時間ではなくヤス子の時間としていることにハッとさせられた。そんな風に思える亜紀ってすごい。瑠璃子成海璃子)に残された人の気持ちは理解できないと言われ、哲也(山本太郎)に消えた人の気持ちは分かりっこないと言われたヤス子だが、亜紀はそんな10年の壁をものともせずヤス子の元へ帰ってきたんだよね。
なめネコブームの「なめんなよ!」は文化祭の出し物だけあってコントだったが、ナタデココ、パンナコッタ、ヨーグルトきのこ、モツ鍋の流れは感慨深いものがあった…。髪型やファッション含め「あーそれそれ(笑)」っていう。
普段の亜紀が見せる、テヘッ!とでも言い出しそうな、テンション高めの「頑張ります私!」を演出している時も好きだが、舌打ちしながら「もー、まだあんの〜」と言った時のような、少しやさぐれた素の感情が出てしまった時もかなり好き。こういう表情の変化って、ドラマの中の人なのにリアルな感じですごく親近感がわいてくる。
…で、最後でメチャメチャ驚かされた!!何で菊介(武田真治)なんだーーー!いやー、全っっ然予想していませんでした。どんな理由があるのか早く知りたいなぁ。あと、柚子(市川実和子)が夫と子供を捨ててまで上京した理由が今回は描かれていなかったので、そこらへんも知りたい所。昔の夢が捨てられなかったってだけなのかなぁ?「だっちゅーの!」を見せられただけで切ない…この2人はどう転んでも挫折しか味わえないような気がして。