冒頭、ロシュフォールの「ほざくがいい」で早くも痺れた！！山ちゃん良い声過ぎる…！それでもって、ルイ13世の声もやっちゃうんだからスゴイよ。ルイ13世は人形を見ただけでもかなりツボだったけど、動き+セリフが付いてアホの子ぶりが発揮されている様子を見たら、さらに好きになった。なんかこのキャラ良いよー！あと、瀬戸カトリーヌさんがお上手でビックリした。「下がりなさい！」とかキャラの様子にすごく合ってた。ダルタニアンの松永さんは、声の通り良くてハツラツとしているので、続けるうちにどんどん上手くなるような気がする…。「♪突っくべし突っくべしはっらうべし〜ヤァ！」はインパクトあったけど。
想像以上に重い展開からのスタートだったけど、劇中の暗い雰囲気に負けないように、田中さんのナレーションで明るくあっけらかんとしたムードを作るのかな。
「疲れた体に宿るのは疲れだけだ」
「見て見ぬフリはするな、見ないことより罪は深い」
印象的だったセリフのはこの2つ。これが三谷さんの言う「生きていく上での教訓」か？とも思ったが、やっぱり「家に帰ったら手を洗う事。最低でも30秒だ。長いぞ」なのか…？ダルタニアンの「もうしゃべらないで下さい」は、ドリフを髣髴とさせる父の長い遺言にツッコミを入たように聞えて笑ってしまった。
草原の奥行きに圧倒された。あと俯瞰からの映像や人形のアップなどカメラワークも凝っていて、分かりやすく飽きさせない演出にも感心した。父の死に際にライトの加減か瞳がキラッと反射してまるでダルタニアンが涙を流しているかのように見えた。これもしっかり計算されているんだろうなぁ。
