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八日目の蝉 #3

4月13日放送第3話の感想です。
やっぱり高畑さんすごいなー。くどくど語らずとも、サライの過去やその心情を見せ付けられて苦しくなったよ。マリア像の前での慟哭があまりにも重く、また普段は笑顔を見せないサライだからこそ、クリスマス会での微笑みも印象的だった。同じく坂井さん演じる久美が顔をくしゃくしゃにしながら、悲しみや苛立ちを爆発させる場面も強く残りました。
希和子に関しては、前回の嘘なども含め何となく信用できない気持ちがあるので、どうしても冷めた目で見てしまったり。息子と新しい母親の関係を見せつけられて深く傷つく久美を慰めるように支えるように抱きしめていた希和子だけど、あれはどんな気持ちだったんだろう。「久美さんの気持ち私にも分かるわ」というような共感や同情だったのかな。でも、希和子の立場は子供を奪われた久美の側じゃなくて、奪った方*1であるわけだから、苦しそうな久美を見て罪悪感を覚えたり自分がしてしまった事に対して胸が痛んだりしないのかな。久美の姿と薫の実母を重ね合わせたりしないのかな、と考えてしまう。どっちかというと、「もし薫を連れ戻されてしまったら」と未来の自分と久美の姿を重ね合わせている風に見えてしまった。

*1:もちろん久美の息子の新しいお母さんを「奪った方」と言っているわけではないよ