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スペシャル人形劇 新・三銃士×横浜赤レンガ倉庫 【人形劇】

7月23日に行ってきました。会場は赤レンガ倉庫の1号館2F(新・三銃士の世界)と3Fホール(人形劇)。かなり見ごたえありました!
日曜日までの公演ですが、ネタバレもあるので一応「続きを読む」形式にします。
チケットは全席自由。しかし、1号館の入り口で整理券を配布しており、その番号順に入場となっていた。赤レンガ倉庫に到着してまず腹ごしらえをしてしまったため、整理券交換に出遅れる。さらに、「開場10分前から整列可」というのを「開演10分前から」と大いなる勘違い*1をしてしまい、気づいて慌ててホールに向かった時には9割がた席は埋まってました…なんとマヌケな!
ステージ左側がリシュリュー枢機卿の説教台、正面が噴水(のちに変化)、右側がスパニッシュ・コネクションの演奏場所という形になっていました。小さいお子さん用にクッションも用意してありましたし、どの場所に座ってもステージは見えたと思います。客席の通路も劇中に使用され、キャラクターたちが行ったり来たりしてくれるので、通路側だとより楽しめるかも。
人形劇のあらすじは、ダルタニアンがパリにやって来て三銃士に出会い国王とアンヌ王妃の前で三銃士&銃士見習いとして紹介され「これから頑張っていくぞ!」という序盤をまとめたものでした。ここまでがだいたい40分くらい。その後、スタジオ・ノーヴァの方による人形のを操っている時の姿勢(アヒル歩き)説明と、会場の子供たちによるアヒル歩き体験、最後に、30話のスペシャルエンディングだった「ひとりじゃない」をキャラクターが歌うバージョンでお別れという粋な構成。スペシャルエンディングに感動して涙ぐんでしまった。あれは本当にいい。録画したのを何度も何度も繰り返して見ているのだが、人形が目の前で動いているのを見ると(テレビ放送と同じくちゃんとロシュフォールとミレディーがダンスを踊ってくれる!)感動のあまり目の前がにじんでしまいました!
生演奏のスパニッシュ・コネクションの演奏には痺れた。オープニングの「ナカテリファー!ナカテリファー!ナカテリファー!」を何度も聞けたのももちろん良かったが、ステージの人形劇にあわせて聴きなれたBGMが生で流れてくると興奮しますね!テレビで見たあの場面、あの音楽が生で!トレヴィルやダルタニアンがヴァイオリン奏者の方と絡んだりもしてました。
あらすじはテレビ序盤の総集編でしたが、声は新録のようで、放送のとまったく同じだったりちょっと違ったりとそれを見るのも面白かった。演奏を聴かせている間やキャラクターたちが客席通路を移動している間に、ステージ上のセットが変化したりして、そういう転換場面も直接見られて嬉しかった。最後に登場した玉座の間はきれいだったー!国王の「テレポーーーテーーーション!!!」の大技には笑いました。国王可愛いわぁ…。
生で見る操演は本当に見事で、まさに職人の技でした!テレビを見ている時は漠然と「すごいなぁ」と思っていたものも、直接見ると「何がすごいのか」が何となくではあるが見えてきた。そのキャラクターらしさを表現する体全体の動き、手の動きによる感情、それ加えて今回初めて気がついたのが首の動きでした。首がどう動くどのタイミングで動くかによっても全く違った表情になるんだーと感心してしまいました。基本的に1人で操っているけれど、足の動きも重要になると介添えさんが付くようで、かなりのスピードで人形が移動している(同時に操演者も移動)時も1人で動かしているかのように息がピッタリ。ロシュフォールとダルタニアンが戦う場面では、スピードとタイミングと迫力に圧倒されました。スゲー!
人形は、セリフのない時やライトが当たっていない時も常に動いていて、それぞれのキャラクターを表現する演技をしていたのにも感心しました。棒立ちしている暇なんてないのね。特にプランシェなどはほぼ動きっぱなし。あっちへ行ったりこっちへ行ったりとそれはもう活発でした。
1時間のステージだったけれども、非常に濃密で楽しいステージでした。お子さん(+保護者)は確かに多かったけれど、大人もたくさん来ていました。多分…ですが、キャラクターデザインの井上文太氏もお見かけしましたよ。(勘違いだったら恥ずかしいですが!)

*1:ご一緒させていただいたtoboeさん(id:toboe)に教えてもらうまでまったく気がついていませんでした!その節は大変お世話になりました…。