のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

モテキ #12

オチが衝撃的だった!オチっていうか、「誰かのモテキにつづく!」のピンク色文字が。フジが、「伝える事で他人の中の自分も変わっていく。だから伝えたい。これからは俺が誰かのモテキになる」と思った事は、フジなりの前進で明るい希望のようなものを感じて良かったんだけれど、それを土井亜紀に伝えに行くところまで見たかった。土井亜紀は終盤(フジが田舎に帰ってから)内面描写がなかったから、遠距離の不安だとかフジに対する気持ちの揺らぎとかほとんど分からず、新たな音楽好きのメガネくんが登場したからじゃあそっちにという風に見えて寂しかったなぁ。いつかちゃんと夏樹は最終回も見せ場があってそれぞれ株を上げたけど、土井亜紀は…みたいな。
ただ、「ドラマがどこで終わるか」にはモヤッとしたものを感じたけど、映像、演出、役者の演技等々ものすごいガツンと来るいい最終回だった。最後、フジが朝日を浴びながら自転車で東京に戻って来て絶叫するラストには痺れました。森山さんやっぱりスゲェな。あと、夏樹とフジが高校に侵入する場面も良かった!森山さんもだけど松本さんも熱演。「自分の思っていないほうに進む人生が好きなの」と言った時のそれぞれの表情はものすごく伝わるものがあった。原作とは違った、ドラマ版の夏樹の魅力全開。
老いた父ちゃんと母ちゃんは切なかったなー。あんなの見せられると、泣きそうになるじゃないですか。前回「仕事でも探せ!」と怒った父ちゃんが、ああいう言葉をかけてくれるんだから余計にグッとくる。
一度エンディングが流れ始めた時は、本気でビックリして笑ったよ。何このドッキリ。あと、今回もモテ曲として使われた「サマーヌード」、PVと同じようにボックス踏んでる場面にもニヤニヤさせられた。