のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

パーフェクト・リポート #9&10

9話
面白いなー。あんまり話題にならなかったようだけど、十分面白いです!新枠ってのと、同時間帯に他局のドラマがあったから?何だか勿体無い。
森山さんの死は、バックに大物政治家が見える他殺事件だと信じて疑わなかったので、事故だった(朝田龍太郎のルービックキューブ転落と同じ!)のには驚いた…というか拍子抜けしたけれど、森山さんの勇気と過去の事件に向き合おうした早苗さんの勇気に絡めてきたので、それはそれで良いか〜と。女子高生と屋上で会話する善良そうな森山さんの姿と、残された家族の気持ちを考えたら、無理に重い展開に持っていかなくて良かったかも。
太陽のキーホルダーの方は、被害者遺族が美人姉妹(村川絵梨小林涼子)でニヤニヤ。ゲストも好みで嬉しいなぁ。というか、レギュラーゲスト共にどの方の演技もしっかりしているので、そういう意味でハラハラする事が全くない!(当たり前かもしれないけど、そうじゃないドラマもあるので…) インタビュー直後に襲われたってのは、事件と関係あるって事?それとも無関係?事件と関係あったとしたら、太陽の男以外の何者でもなく犯人は美人姉妹の身近な人って事だよねぇ。その上、他のテレビ局などにも情報を流している人がいるって事かしら。
遊軍のメンバーの変化がこれまでの話をきっちりと生かしているのも嬉しいなぁ。今回はついに白石さんの秘密も明かされた。蒼山と白石さんの穏やかな口調の会話は見てて心地よかったな。あとは、蒼山が気になって周りをうろちょろしている黒井が、そろそろ正面切ってデレるのを期待しているんだけど、なかなかしぶとい!蒼山をそばに置いておきたくて仕方ないくせに!!


10話
犯人の意外な動機から報道姿勢に帰結する流れはちょっと強引だったかなーと思ったが、それでもこれまでのブレる事なかった蒼山の信念=遊軍の思いが伝わってきたので、それはそれで満足です。あの鼻歌、動機が読みづらい犯行など、狂気の犯人像を思い浮かべていたんだけどその根っこにあったのは悲しみと彼なりの正義感(逆恨み)だったのね。確かに、このドラマは刑事モノじゃないし、これまでも救いがたい極悪人も出てこなかったから、これもこのドラマらしかったのかもしれないね。ただ、2つの事件はともかく、早苗さんが襲われたのは何でだったの?自分の犯行の目撃者だから、ずっと彼女をマークしていてマスコミと接触を持ち始めた事に焦って犯行に及んだのだろうか。
遊軍のメンバーが最後の事件に向かってひとつになる件はやはり燃えた。黄田が黒井に詰め寄り、赤坂に「見損ないました」と軽蔑される場面は、結束力のクライマックスという感じで盛り上がったなー。赤坂は、ドラマ開始当初はホントに口ばっか大将って感じで、役立たずもいいところな感じだったのに遊軍での3ヶ月で一番成長したように見えた。赤坂美味しいキャラだったなー。シリアスさを出すために、眉間にシワを寄せ続ける小出さんを見ていると、最後はちょっと笑えてきたりもしたけれど!
最後まで何とかデレを隠そうとする黒井の涙ぐましい努力に和みました。