のんべんだらりといきましょう

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Q10 #3

遠い昔の記憶のはずなのに、自分が経験した「学園祭」の事や当時の気持ちを思い出してジーンとした。それくらい、あの雰囲気や登場人物の心の動き、いろいろなものが自分の気持ちにダイレクトに訴えかけてきたように思えました。切ないなー!平太やみんなにとって高校最後のとても素敵な学園祭でした。
切ないといえば、久保くんがフラグ立ちすぎて見ているのが辛い。病気、環境、様々なもののせいだと思うけれど、あの若さでいろんな事を諦めて、達観しているのが切ないよ。平太も同じような境遇なので、どこか物事に対する「諦め」の感情って他の同年代の子よりも強いとは思うけれど、平太ならそれを辛いと言ったり、例えば八つ当たりという意思表示をしてくれそうな気がする。でも、久保くんはそれさえ言わなくて、「お前は参加できていいよな」なんてとても口にしないだろうし、来られない平太に代わって登場した先生も快く受け入れて楽しく時間を過ごす事ができる。でも、本当の本心は、来られないとメールを貰った時のあの表情だろうし、それを心の中にそっと隠している久保を見てると泣きそうになるよ。先生とも「死は必ず訪れる」なんて会話してくれるから、もうハラハラして仕方がないです。
中尾くんがとても友達思いで嬉しくなった。ただつるむようになったというだけでなく、平太の気持ちを分かろうとしたり、彼のために何かしたいと試行錯誤してくれるのが良いなぁ。Q10の正体に気がついて、彼らの関係がどう変わるのかが気になるよ。
平太父とQ10の出会いのシーン、あんな明るいうちから酔っ払ってフラフラしている父ちゃんが現われたので、リストラエピソードでも始まったのかと心配してしまった。あれは、単に母と娘が留守中に、ハメをはずした父が酔っ払ってたよー、それでQ10正体を見ても夢と妄想と混じったような記憶しかないよーという事でいいのかな。