のんべんだらりといきましょう

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最終回いろいろ

あー!やっと見終わった。もう新ドラマがいろいろ始まっているけどね…

このドラマすごく面白かったと思う。でも見ている人はあまり多くなかったのかなー?特に10話、11話(最終話)はストーリー、出演者ともにすごく良かったと思う。
1%の委任状に関する攻防戦はハラハラしたし、「コーヒーが濃くて」とかっこよく決めたラクダの柳田(佐々木蔵之介)VS木崎(西岡徳馬)、「あんたみたいになりたくない」と言い放った山岡(陣内孝則)VS木崎の対決はかなり盛り上がった。
小沼社長(岡田真澄)を退任に追いやった一か八かの嘘を使う手法の是非はよく分からないが、木崎VS小沼社長の対決で木崎の冷や汗をかいたような表情がよかったなぁ。
小沼が貴子姐さん(天海祐希)達やり込められてそのまま退場ではなく、その後かつてはライバル同士だった紀三郎(津川雅彦)に「仲間は必要ですよ」と話しかけられ、2人でポップコーンをつつく、という場面があってよかった。ラストの木崎といい、小沼といいそれぞれのキャラクターがしっかり立っていた。
見終わって気分のいい、納得のいく最終回だった。

なんだかんだと言いつつ最終回まで全て見てしまった。
前半は「バス事故によって家族を失った者たち」という設定が重要で生きていたと思うけど、話が進むにつれその悩みや傷と言うようなものがあまり見えてこず、単なる大家族物語になってしまったような気がしてちょっと残念だった。なんでこの人たちが一緒にいる必要があるんだろう?と思わず考えてしまうような場面もあったし。
最終回では、あっ!という間に光太のチョコバー依存と宏樹のゲーム禁止のこだわり問題が解決した。あの「家族」の中で暮らすことで傷を癒したと言うことだろうが、あまりにもあっけなさ過ぎで拍子抜け。
1年後、学校をリフォームし終えてた将吾(堂本剛)が髪をさっぱりと短髪にして爽やかに帰ってきてくれたらよかったのになぁ…
「1年たってみんな少し成長しました!」的な感じになったのに。

すごい!すごいよ!全く意味がわからなかった。私の理解力が足りないのだろうか?もう、ラストの銃声の意味とかそんなことは本当に些細なことと感じるくらい謎だらけだった。
誰が誰をを殺したか(殺そうとしたか)とか、何故殺したか?とか一切説明がなかったような気がするのだが。
鍵二(岡本健一)が突然「音楽で世界を救う!戦争をなくす!」と言い出したのは驚いた、というより笑った。何が飛び出すかわからないなぁ。炎に包まれながらピアノを弾くというのは映像的に素敵だと思ったけど、側には冷凍保存された譜三彦(あの教会の中にいきなり大掛かりな装置が登場)、そしてあの火事は一体誰が起こしたか?ということすらわからない。
いやいや、言い出したらキリがない。
それにしても、この脚本はコレで許されるのだろうか…。

早速秋にスペシャル放送かー!もう撮影しているんだね。
和之(阿部寛)の元に舞い込んだ仕事のチャンス、しかし海外赴任。迷った挙句最後の最後で辞退するが、それでいいのだろうか…。家族のことを考える和之の姿勢は素晴らしいが、条件や仕事内容を考えてもこの話を断っていたんじゃこの先就職できないんじゃないか?給料が安いなどで今までも他の会社断ってきたのに。まぁ、「アットホーム・ダッド」だからいいのか、今すぐ就職できなくても…って、スペシャル決定したから和之は就職を断るストーリーになったのではないか?とつい思ってしまった。ラストは、就職の決まった和之が新しい職場で主婦(主夫)の目線で家庭を大事にしたCMを作っていくのかと勝手にに思っていたものだから。
仕事をやめなければならないことを迷う美紀(篠原涼子)に、笙子さん(中島知子)や上司の上田(中村繁之)がゴチャゴチャ言い過ぎでちょっと鬱陶しかったなー。決めるのは本人なんだから(最後は本人が決めたけど)。
でも面白かった。奇をてらったりすることのないドラマだが、その分どこから見てもいつも同じように楽しめるドラマだった。阿部寛篠原涼子が好演していたと思う。