- 作者: 浅田寅ヲ,相内美生,飯野陽子,関えり香
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2000/07
- メディア: コミック
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ストーリー、キャラクターの設定などほぼドラマどおり。おかげでドラマでよく分からなかった(もしくは自分が勘違いしていた)謎がいくつかはっきりしました。パチンコ玉になった金塊の行方、石原はどうやって誘拐事に気づいたのかと6000万と3000万の交換の意味などドラマより分かりやすい部分が多かった。決定的に違うのはラスト、ドラマとは180度違うと言っていいくらいです。
以下結末に関するネタバレあります。
結末はドラマよりかなりヘビーです。もう別物といってもいいくらいの勢い。ドラマの最終回を見て「生とママが炎に包まれるエンドでよかったんじゃないかと…」という感想を持ったが、実際にそのエンド(いや、それ以上)であるとかなり後味悪いね。でも、やはりこちらの方が流れが自然な気がする。まぁ、ドラマでこのラストをもってくるのはきっと無理だったんだろうけど。桐子と生くんの会話で「こんな事をしてて楽しい?」「…楽しくなんかないよ これは遊びじゃないからね」は、子供たちの覚悟が伝わってきた。だから、これほどのことをしでかすほど親を求めていた気持ちや、子供らしい残酷さ、そしてあの罪の償い方も納得できる。子供たちの前で中森先生に手錠をかけたときの「悪い事は悪い」がより生きているような気がする。
ドラマで最大の謎だった蓮見については、何となく分かったようなやはり分からないような。ただ、蓮見にも桐子にとっての薫のような青年がいた。そして、その青年が諦めていた子供たちに手を貸していた、ということなのだろうか?
はまぞうで『QUIZ』を検索したら、『Quiz 2010』というのが出てきた。どうやら続編らしい。すごく読みたいッス…。