のんべんだらりといきましょう

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女王の教室 #2

今週も面白かったー。やはりこれはファンタジーホラーですよ。遅刻しそうな和美(志田未来)が真矢(天海祐希)に気がつかれないように、そっと後ろを駆け抜けるシーンはかなりハラハラした!音楽やら、スローモーションな演出やらで、怖さも最高潮に。
今週の真矢も容赦なかったけど、言っていることはやはり納得してしまうんだよね。「人生は1秒1秒の積み重ね」「教育委員会や保護者に報告したいだけ」「緊急時の訓練なんて、私達教師が、きちんと考え、誰も知らない所で訓練していればいい」など、そうだよなーと頷くことも度々。ただ、その後の具体例や、鬼の仕打ちが強烈過ぎて、やはり極悪な印象を持ってしまうのだけど。でも、こういう狙いなんだろうね。正論を言う真矢、鬼の仕打ちをする真矢、この極端な姿に見ているほうはいいように翻弄されて、それがまた面白い。
6年3組の子供たちも、単なる「かわいそうな子供たち」には思えない。和美、ひかる(福田麻由子)、由介(松川尚留輝)はまだしも、他の子達は、まだまだ自分が安全ならばいいと思っていそうだし、和美の仲良しグループも上っ面だけの付き合いに見える。そもそも、恵里花(梶原ひかり)がPTA騒ぎを起こしたきっかけのたまごっち。あれは取り上げられて当然では?不要物を学校へ持って来てもいいのか?盗撮、盗聴というやり方は確かに異常だが、あの2人も親に隠しておきたいやましい事をしている訳だし。
それを思うと、当人に全く非がなく家庭環境を揚げ連ねて詰められた由介は本当にかわいそうで、さすがに見ていて辛かった…。あれはやりすぎだろー!とも思うが、好意的に見れば何事に対しても正面からぶつかれず、ふざける事で傷つかないように予防線を張っている由介に、逃げるな、現実を見ろ!と言っているようにも取れる。都合よく解釈しすぎかなー?
この調子で、楽しませて欲しいなぁ。