のんべんだらりといきましょう

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女王の教室スペシャル エピソード2

綺麗にすべてが繋がりましたね。「イメージできる?」「いい加減目覚めなさい」の決め台詞誕生の瞬間はもちろん、様々な騒動も本編とリンクし、子供たちを守るために相手を刺したペンが実は英二(森田直幸)のものだったとは実に上手い。あと、ドラマの最後であり和美(志田未来)たちとの出会いの日であろう場面で、真矢(天海祐希)が「もっと厳しい顔で」と自分を鼓舞している姿は、その後の真矢の恐ろしいほどの徹底振りと自分の信念のために体力の限りを尽くしていたことがどれほどの努力の上に成り立っているかが分かった。真矢自身にとっても、初めての挑戦だったんだなぁ。
問題児の英二は健次郎(@金八)パターンなのかぁと見ていましたが、やり口はそれ以上だったかも。翼(伊藤大翔)くんへのいじめは、あまりにも酷くて見ているのがきつかったよ。「死ねよ」と簡単に口にする子は多いだろうけど、本当に死んでもなんとも思わないであろう英二は恐ろしかった。翼くんが川に浮かんでいた時は、本当に死んでしまったかと思って焦ったよ…。そんなことになったら、いくらなんでも悲惨すぎる展開だ。
真矢が英二に問い詰めたら、急にズボンを脱ぎだして「助けて!先生が!!」でまたしてもはめられていたのは驚いた。真矢も懲りてないなー。あの手の裏で手を回してる子は、第三者もいるところで詰めなきゃだめなんじゃないのか〜?と思ってしまった。二人きりで体育倉庫で指導とか、あまりにも不自然だしねぇ。2度目の対決で、真矢が英二の首を絞めている姿がまさに「悪魔降臨」の瞬間か。
ドラマだと分かっていても、親って本当に責任重大だなーと思わされたよ。『白夜行』の亮司や雪穂の親は問題外としても、今回の英二母(西田尚美)などは自分が間違っているとも気づかず、ひたすら「この子のため(結局は自分のため)」といいながら溺愛し、自由を奪い、子供の心を歪ませる。悪気がないところが怖いよ。良いと信じてやっているんだから。そして知らないうちに子供は壊れていくと。ドラマで見るとどう考えても「お母さん、間違ってますよ!」と思うけど、自分がこういう間違いを起こさないという自信もないなぁ。
前回の和美に続き、今回は由介(松川尚瑠輝)が卒業生として登場。縦ロール恵里花(梶原ひかり)の騒動を学習していなかったのか!とツッコミたくもなったが、まだ中学生では仕方ないのか。それよりも、由介の耳に光るピアスが気になって仕方なかったよ!いつの間にそんなことをする子になっちゃったの!?と思う年寄りでありました。