のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

おかしなふたり(前編)

全体的な雰囲気がコミカルであるのに淡々としていて、押し付けがましさを感じない。大泉洋の演技もドラマの中に馴染んでいて自然に見えた。何気なく見たのだが、十分に面白かったです。
復活荘に住む、愛すべきダメな大人たちが魅力的。そりゃあそうさ、大杉漣木村多江だもんなー。
約1時間の前後編のためか、無駄に引っ張る事もなかったのが良かった。桜木(大泉洋)が社長であると偽っていたこと、下着泥棒の顛末、就職と立ち退き騒動なども、華美な演出や無駄な展開をギリギリまでそぎ落としていたように感じられてとても見やすくなっていた。それでも、住人達の輪郭ははっきり見えたし、桜木と直文(広田亮平)の逆転親子状態も桜木がダメすぎず、直文が生意気すぎずいいバランスだったと思うなぁ。
エンディングの親子で自転車に乗る練習をしている映像がすごく良かった。後編にも期待。