のんべんだらりといきましょう

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ブスの瞳に恋してる #1

笑えるどころか苦しかったよー。てっきり、売れっ子構成作家のおさむ(稲垣吾郎)が人からはブスと言われてしまう美幸(村上知子)に一目ぼれしてしまうことから始まるドタバタコメディなのかと思っていたのに、もっとシリアスよりでヒロインが号泣してしまうようなドラマだったとは…。パーティーか最後のラーメン屋あたりで、そんな君が僕には天使なんだ!というような告白が待っているかと思ったら、まだまだそんな段階ではなかったのか。とりあえず初回は、ストレスに対するカタルシスを得られなかったなぁ。
美幸が容姿で笑いを取ることを望んでいない段階で、見ていて辛くなったよ。感情移入して美幸に同情する、という類とは違った単に人を傷つける場面を見せられているだけのような辛さ。おさむの性質が悪すぎる。あんな鈍感で自分の「オモシロ」感覚至上主義で大丈夫なのか?それでも吾郎ちゃんが演じているからか、その言動に比べると極悪人に見えないところが救いなのかな。あと、化粧を無理やりふき取ろうとする必死な形相のおさむはいい表情だった。吾郎ちゃん頑張ってんなー!と思えた瞬間。
コントっぽくなるであろうことは覚悟していたが、それでも序盤のテンポが悪かったように思えた。美幸とおさむが出会うまでにやたらと時間がかかったし、パーティーに行く頃になってやっと話しが動き出した感じ。大森南朋松重豊相島一之忍成修吾とテレビ関係者の顔ぶれが面白そうなので、そっちのお仕事モノとしても、もっと盛り上げていって欲しいなぁと思ったり。忍成修吾は最近あの手の軽い感じのキャラが多いけど、『伝説の教師』『さよなら、小津先生*1で見たような、ナイーブキャラも久しぶりに見たいものです。ラーメン屋の美幸を気にしている少年(加藤成亮)は、金八のハセケンくんだったのか!クレジット見るまで全然分からなかったよ!

*1:古い記憶でスイマセン