のんべんだらりといきましょう

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医龍 #2

分かっちゃいたけど泣かされたー。加藤治子と井川比佐志の夫婦ってだけで切なくなってしまうよ。
伊集院(小池徹平)の手術エピソードと、佐々木さん(加藤治子)との別れエピソード、きっちり二つの山場を作って盛り上げていた。山場をひとつにまとめずに、伊集院を成長させるためにあえて二つ持ってきたところが上手いなぁと思った。そのおかげで彼の心の動きや成長が丁寧に描かれていたのではないだろうか。小池徹平もそれに応えるかのようにしっかり演じていたことに驚いた。今まで「可愛いマスコットキャラ」的な役が多かったような印象だが、今回の伊集院はただ未熟なだけでなく、彼なりに陰と陽を持ち合わせていてそれに葛藤する様もきちんと演じきっていたように思う。佐々木さんのメールを見て、表情が変わり号泣する演技には圧倒されました。
ただ、それだけ盛り上がりがありながら龍太郎(坂口憲二)がかっこよくがきめる度に、テンションが下がっていしまうのも確か。受け入れ拒否をされた救急車を体を張って止める場面や、佐々木さんのメールを見て「お前の勲章だ」と言う所など、それやりすぎなんじゃ…と思わず笑ってしまうのですよね。佐々木さんに抗がん剤を使えなくなったために、慌てた医師が他の患者に無理やり投与しようとするのを龍太郎が捕まえるのも、おいおいそんな医者って…!とさすがに誇張されすぎで少々冷めてしまう。
麻酔医(阿部サダヲ)が龍太郎の手術を見て彼の腕を認めるようになったようだが、あの表情の変化はさすがだと思った。最後に龍太郎を見下ろす目がめちゃめちゃかっこよかったよ!あーもっと見たい!