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医龍 #11

1時間近く手術室の様子だけで盛り上げるとはよく出来ていたなー。9ヶ月の赤ん坊のバチスタ手術だけでなく、霧島(北村一輝)の手術も同時並行で進行させるのはうまいと思った。まるで間黒男のような龍太郎先生(坂口憲二)。あれだけチームドラゴンのプロフェッショナルさをアピールしちゃうと、バチスタだけでは緊張感に欠ける面もあっただろうからね。霧島の手術のおかげで、加藤ちゃん(稲森いずみ)や伊集院(小池徹平)、そして最初で最後のメインエピソードとなった木原(池田鉄洋)の見せ場も盛り上がったし。
個人的に自分が燃えたのは、霧島の手術に現れた龍太郎先生、そしてその助手には…満を持して登場の鬼頭(夏木マリ)!!と、ここですね。おおー!!鬼頭先生カッコいいぜ!てな感じです。あまりにもここでテンションが上がってしまったために、バチスタに戻った後は少々気が抜けてしまいました。ここまできたら手術は成功でしょという気持ちが頭にあったのと、「オーバーラッピング法」の凄さが良く分からなかったせいかもしれない。
このドラマ、音楽も非常に印象的だったな。あのオープニングタイトルが出る時にかかる「ジャージャラ ジャラジャジャッ!!」(分かりづらいな)というギターのリフと、ここぞ!という盛り上げどころ、もしくは泣き所でかかるボーカル入りのスローテンポの曲。特に後者は、誰の曲だか分からなかったけれど、すごくいい曲だと思った。あの曲が流れると条件反射で泣きそうになるくらいインプットされましたよ。
手術場面に力を注いでいたので、エピローグは実にあっさりしたものだったけれどそれでも十分に満足できるものでありました。ひとつ気になったのは、半年後くらいに飛ばされるという話だった藤吉(佐々木蔵之介)。彼は病院に残れたのだろうか。あの後、病院内の勢力図も変わっただろうから、あの話はチャラになったのかなぁ。そうであって欲しいな。
始まる前は棒な感じが気になる龍太郎先生を見続けることができるかを心配したが、始まってみれば前半はツッコミながら楽しみ、後半は泣きも入りつつ龍太郎先生を応援するまでになってしまった自分がいました。非常に面白く、楽しめたドラマだったと思います。