のんべんだらりといきましょう

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輪廻の雨

冒頭が工場長を埋めるシーンだったから、ハッピーエンドはないだろうとは思っていたが、予想以上に鬱エンドで驚いた!しかも、そこで終わり!?っていう。ああいう終わり方ももちろんアリだと思うし、その場合何かしら余韻が残る事で印象的なドラマになるような気がするんだけど、ホントにあっさり唐突に終わってしまった感じ。何でこんなに余韻を感じられなかったのかな?よく分からないけれど。
工場長からの虐待、ろくでもない父親の登場、日常生活でも狂う歯車と、次々ストレスがたまる状況は見ててキツかった。工場長の妻が、夫の失踪(血痕もあり)&金庫の現金紛失と大変な状況なのに、あまりにも穏やかでいつも通りな感じだったので、もしかしたら本当の黒幕はこの奥さん…!もしくはラスボス!?(弟虐待は実はこの人でしたとか!)なんて無駄な妄想をしてしまったよ!
今にも崩壊してしまいそうな弟が、急に真顔になって工場長の罵倒をリプレイしだした場面はドキッとさせられた。ラストは衝撃的だったけど「君の命は誰のもの」「兄さんです」というポイントが、あまり生きていないような気がしてちょっとしっくりこなかった。私がこのセリフを意識しすぎただけかもですが。
全体的な雰囲気から、このシナリオを書いた方は、野島伸司フォロワーなのかなという印象を受けました。って、偉そうで申し訳ありません…。