のんべんだらりといきましょう

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最上の命医 #1

とても真面目に作っているんだなぁというのが伝わってきた。好印象!停滞したムードの職場にやって来た若者が、新たな風を巻き起こす…というタイプのドラマだと、主役のスタンドプレーや思い込みにイラッとする事もあるのだけど、このドラマの場合、初回はまったくそれがなかった。主人公・命を演じる斎藤工さんの物腰柔らかな態度、上品な美男子ぶり、そしてドラマの序盤の出来事で証明された命の有能さによって、まったくそのようなストレスを感じさせないのがまず上手い。張り切り主人公の根拠のない自信ほどイライラさせられるものはないですから。静かなる情熱もいいよね!
ライバル役かと思われる副院長の弟も面白いキャラだった。てっきり、命と対立する副院長派の急先鋒なのかとばかり思っていたら、命に対しての不信感はもちろんあるが、兄に対してもさらに不信感や嫌悪感があるようで、この弟がこれからどんなポジションになっていくのかが楽しみ。命の技術に対しては、ちゃんと評価しているようだし。
副院長は、命の前にMSAを受賞した天才麻酔科医なのかな。彼なりの正義(多くの人を救うために犠牲は仕方ない)で、今のような経営思想を持っているようなので、単なる嫌がらせポジションではない展開になりそうですね。看護師(北川弘美)とできていたのは意外。そら、北川さんなら医師の誰かと!と思ったけど、てっきりそれは弟の方なんじゃないかと思ってたよ!
神道先生の言葉によると、命も地獄を見る事になるのかもしれないけど、なるべくなら毎度ラストは爽やかな気分で終わって欲しいドラマだなぁ。