のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

八日目の蝉 #2

服役中の様子から始まったのに驚いた。でも、これで女は自殺などで死んでしまう事はないんだとちょっと安心しました。
エンジェルホームの指導者役だった高畑さんが迫力ありすぎて怖かった。女の涙ながらの話を見ても堕胎の事に気がついたりと、あの指導者には全て見透かされているのかな…と思わされる表情や話し方。さすがだなー!そしてあの施設。アトピーが治る水、変な体操、財産は共有…と怪しさ満点の集団だけれど、それでも女にとっては唯一の安全な場所だからそんな事は些細な問題なんだろうね。
1話ではあまり気にならなかった今更な疑問は、自分にとって憎むべき相手でもある元恋人とその妻の間にできた子供をあんなに愛情を持って育てる事なんてできるのだろうかという事です。自分のお腹にいた子供は産まれてくる事が許されなかったのに。赤ん坊を誘拐して連れまわしているわけだから、正常な状態じゃないのかもしれないが、一見マトモそうに見えて実はかなり病んでいるのかしら…。施設の指導者(高畑さん)の前で涙ながらに語った場面では、感情を押さえきれなくて本当の事を言ってしまうのかと思ったのに、肝心なところで「子供を産みました」とサラッと嘘をついていてビックリした。もしかしたら、本当に病んでしまっていて、妄想と現実の区別かつかない、女の中では薫は自分の産んだ子供になってしまっているのだろうか…と思ってしまったほど。しかし嘘を見抜かれたら謝っているし、その後再び迫真の演技で新たな嘘(施設に預けられそうになっているのを連れてきた云々)をついているんだから、自分の状況は分かっているんだよね。なぜ動揺もせずに、あれだけの嘘を並べられるのかが気になるよ。それが彼女の「何が何でも薫と一緒にいたい」という決意の表れなんだろうか。
あの施設に残れたのがなぜ2人だけだったのかも今後明かされるのかな。女は財産もあったからかもしれないが、久美はお金がないって公言していたのに。あと予告を見たら、薫ちゃんが大きくなっててビックリした!大きくなった薫が女の顔を覚えていないと言ってたから、長くて半年くらいの逃亡生活かと思ってたー。