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大仏開眼 後編

前編後編だけでは物足りない、もっと見たかったと思わせる面白いドラマでした。終盤、バタバタと仲麻呂討伐に話が進んでしまい恥ずかしながら歴史の知識がほとんど抜けている私はよく分からなかったので、思わずwikiで調べてしまいました。ドラマだと皇太后が亡くなって仲麻呂が後ろ盾を失くしたのを機に、孝謙天皇(この時は譲位してた)が吉備真備を呼び戻し仲麻呂を討つ…みたいに見えたけれど、史実は仲麻呂が反乱を起こしてそれを真備が倒したという事なんですね。そこらへんが突然すぎた感じでちょっと混乱しました。
しかし、全体的には分かりやすくて衣装もきらびやかだし、俳優さんたちも熱演でとても楽しめました。前編は吉岡さん高橋さんにやはり目がいってしまったけれども、聖武天皇の國村さんや行其役の笈田ヨシさんも素晴らしかった。國村さんは、ふと『行列48時間』の宝福を思い出したりしたんだけど、あの時とは当たり前だが全くの別人で役者さんって本当にすごいなぁと改めて感心してしまった。亀治郎さんは相変わらず濃かったけど、アクの強さが玄ぼういうギラギラした僧侶にピッタリだった。石原さんはあの衣装がとても似合ってました。可愛かったなー。
仲麻呂役の高橋さん、やっぱり良かったな。この雰囲気なら、いずれ大河ドラマで信長役いけそうなんじゃないか…と思ってしまった。吉岡さんは、再び唐から帰ってきて唐風(?)の衣装に髭を蓄えた姿で、静かに仲麻呂を糾弾する場面が素敵でした!