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青森旅行 2011夏 その2

朝いちで雪中遭難資料館へ行った後は、新青森駅からシャトルバスに乗って三内丸山遺跡へ。

三内丸山遺跡

縄文時代前期〜中期にかけた集落跡です。全体で東京ドーム7個分の広さなんだとか。ちなみに入園料は無料、青森県は太っ腹だ…。

三内丸山遺跡のキャラクター「さんまるくん」がお出迎えしてくれました。縄文土器と板状土偶をイメージしたのかな。


30分〜1時間間隔でボランティアガイドの案内がスタートするのですが、私が参加した時間帯は参加者が私一人というマンツーマン体制。ガイドのおじいちゃんも私も若干戸惑いを見せながらのスタートとなりました。しかし、このマンツーマンが最高だった!雑談しながら質問し放題、好きな時に立ち止まれ詳しい話が聞けて、写真も撮影してもらい、説明にもガイドさんの仕事としてだけじゃなく個人的な趣味の話(他の地区の遺跡の話など)を盛り込んで話してもらえたりと、すごく楽しい時間を過ごす事ができました!ロマンあふれる語り口も素敵でした。ガイド時間は50分の予定が、気がつけば1時間20分も案内してもらいとてもありがたかったです。他の時間帯のガイドともすれ違いましたが5人くらいの団体だったので、1対1だったのは運が良かったんだと思います。ガイドさんありがとうございました!

大型掘立柱建物跡。柱と柱の間隔は4.2メートルで、35センチの倍数。この35センチの単位が他の遺跡でも発見されているので、これが縄文時代の基本単位だったんじゃないかと言われているそうです。

で、その建物を復元したのがこちら。かなり大きくて目立ちます。

子供のお墓。土器に入れて埋葬していたようです。


高床式倉庫や、竪穴式居住が復元されています。
発掘跡が見やすく保存してあり、復元された建物も多く、見ていて楽しい遺跡でした。他にも、「縄文時代の服を着てみよう」なんてイベントもあったりして(着用してガイドさんに写真まで撮ってもらっちゃいました)縄文時代の村人気分を味わえました。



昼食は、館内のレストランで「南部初雪茸のおろし蕎麦」をいただきました!


遺跡に併設する施設には発掘された遺跡が展示してある「さんまるミュージアム」もあります。

針葉樹の樹皮で編んだ縄文時代の編みかご「縄文ポシェット」。空気に触れなかったため腐らずに残っていたそうです。

縄文土器。模様がしっかり入ってます。

大型板状土偶。ちょっと怖い。

発掘されて復元された土器たち。足りないパーツは白い粘土で補っています。



名物?「ソフト栗夢」。集落跡の調査から栗も栽培されていたという事が分かり、それにちなんだ栗のソフトクリーム。モンブランのような見た目。栗の味はそれほど強くなく、さっぱりしたお味で美味しかった!