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ライトノベル 1 なるしまゆり

ライトノベル(1) (KCx(ARIA))

ライトノベル(1) (KCx(ARIA))

これが私の初なるしまゆり先生作品です。この先生独特の漫画文法があるようで、それに慣れていない序盤は、話の展開は面白いのにそのテンポに上手く乗れずにちょっととまどいました。きっと慣れだと思うので、次巻以降はもっとスムーズに入っていけんじゃないかと思います。
大学生ライトノベル作家の書く作品のキャラクターと同じ名前を持つ人物が、作品通りに殺害される事件が起こり、作家自身が疑われ、狙われる…というのがメインストーリーなのですが、作品が現実世界に影響を与えるのか、作品を作る側、受け取る側、規制する事、される事、良い影響を受ける人、悪い影響を受ける人…など様々な立場から述べられているのも面白い。
以下、ネタバレもあります。



サイコサスペンスなのかと思ってたけど、もしかしてオカルト…?姉さんだけに見えているなら、実は「白骨死体に話しかけていましたとさ」というオチにもなるだろうけど、佐々暗と刑事にも見えてるって事はそこにいるって事だよね。事件の顛末よりも、この事をどう解決するのかが気になります。いや、そんな単純な話じゃないのかな。
刑事さんが変態っぽいけど、単に変わり者だけど優秀ってだけで本当の変質者じゃないんだよね…?主人公がまっすぐで分かりやすい分、ちょっと不気味で怖いよ。