のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

開拓者たち #6

進作さんの顛末があまりにも重くて動揺した。2話で史郎の馬とお別れしたのの次にこのエピソードがきつかったよ…。家族と離れ離れになり、炭鉱で働かされ続けた挙句後遺症の残る怪我をし、やっとの思いで帰国したら妻は別の男とすでに再婚してて身重の姿、その上息子は中国に残されたまま…って何だこれ。悲しすぎる人生だろー!ただひたすらに家族の事だけを思って生き延びて来ただろうに、こんな結末が待っているとは。亡くなってしまった速男さんや自害した鶴子さんも悲しい結末だったけど、生きてこんな辛い目に合い続けるのも救いがないよ。その後、那須の開拓団に合流して穏やかに過ごしたようだけど、それでも残してきたタカシとはついに会えなかったんだよね。鶴子さんの息子は、進作さんによって手がかりとなる髪飾りを持ち続けた結果父親と再会できたのにね…。
一方、富江は幸せな結婚ができたようで良かったよ。あれだけの死亡フラグを次々立てておきながら無事に帰ってきた中国人男性はお見事でした。あ、先輩医師の田中哲司が最終話にもちゃんと登場してました!あのまま存在がうやむやになってたから死んでしまったんじゃないかと思ってたよ。
史郎の幼馴染シュンキが、「史郎は今でも一番の友達」と言ってたけど、あれを言わせるんだったらもう少しシュンキの側の葛藤を見せて欲しかったな。少年時代から千振はもともと我々の土地という思いが深いのは分かっていたし、たびたびそれを口にして日本人を敵対視もしていたのは描写されていたが、反対に史郎に対する思い入れはこちらの印象に残るほど描写されてなかったような気がする。史郎を見逃す場面もあったけど、わりとサラリと流していたから、シュンキがそんなに史郎を大切に思っていたとは思わなかった。ドラマとしてはいい場面なんだろうけど、ちょっと唐突な感じがしました。
最後の、桔梗の側に現れた速男さんにはちょっとジーンとしました。速男さんも娘の恵子ちゃんも帰ってこれてよかったね。