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【PS4】シャーロック・ホームズ 悪魔の娘

「ミステリーアドベンチャーゲーム」であり、「ミニゲーム山盛りの推理ゲーム」でもあった。
プレイヤーはホームズになり、5つの事件を解決する。様々な証拠、手掛かりを手に入れるために立ちはだかるのが怒涛のミニゲーム。このミニゲームの数が多すぎて、テンポが悪くなる、面倒になる、ストーリーに没入できないなどの評判も聞いていたが、個人的はかなり楽しめました。面白かったです。
ピッキングやバランスゲームなど、何度か出てくるものもあるが、ほとんどが別のゲームなので、これだけの数を揃えたのも逆にすごいなぁと思えた。難易度ノーマルで挑んだので、初見殺しのようなゲームも何度か繰り返せば必ずクリアできた。QETもあるけれど、ボタンを一つ押すだけなどでそれほど難しくはなかったので安心。ただ、細かい説明がほとんどないので、「これは何をすればいいのか?」と意図を理解するのにちょっと時間がかかるのものもあるのはどうかと思うけど。
ミニゲームに失敗してホームズが死亡してしまう場面もあるのだが、すぐに同じ場面から仕切り直しできるのでストレスも少なかった。(何をどうしていいかすら分からず、ホームズがただ死んでいく場面を何度も見守った時は、さすがに笑えてきましたが!)
それでもクリアできない!そもそもミニゲームやりたくない!と思った時のために、スキップ機能が付いている潔さには驚いた。純粋に推理のみを楽しみたい人にとってはありがたい機能。ただし、ミニゲーム全スキップしたら、相当ボリュームは薄くなると思うけど…。
推理パートは、様々な証言証拠を繋げて新たな推測を脳内で生み出す「推理空間」が楽しい。その推理空間での組み合わせから現れた選択肢を選んでいく事によって、新たな可能性が生まれ、容疑者が浮かび上がってきます。
このゲームで斬新だと思った事がふたつ。ひとつはホームズが犯人だと指名した人物が真犯人であってもそうでなくてもそのまま話が進んでいくところ。間違えるとバッドエンドになって終了~ではなく、なんとなくそのまま流れて行ってしまいます。え?名探偵なのに正解にたどり着けなくていいの!?という驚き。間違いとはいっても明確に答え合わせする場面がないので、ホームズが黒だと思ったら黒になってしまう世界…。それ不正解ですよーとうっすら伝えてくれるので、プレイヤーが間違えたと気づけるとは思いますが。
もうひとつは、犯人を指名した上で有罪無罪をホームズが判断する事。大雑把にいうと「どんな理由があろうと殺人は許されない=有罪」「やむを得ない事情があり情状酌量の余地がある=無罪(見逃す)」という感じに。これは結構迷う場面がありました。右京さんがいたら完全に怒られるな…と思いながら選択したりして。
説明不足な面をのぞけば、手軽に遊べるしそれほど不満はないが(第3話「不名誉」の犯人指名は釈然としなかったけど…)、ロード時間が長いのは気になった。その長いロード時間を使って、これまでの証拠を振り返ったり脳内推理空間で繋がりを考えたりできるようになっているけど、うーん、でもやっぱり長いよ!

シャーロック・ホームズ -悪魔の娘- - PS4

シャーロック・ホームズ -悪魔の娘- - PS4