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宝塚歌劇月組『ELPIDIO ~希望という名の男~』

配信で見ました。素人の感想メモです。(ネタバレもあります)

 

 

 

  • 帝国と植民地、国家と個人、それぞれの使命は…とシリアス展開で進むのかと思っていたら、コミカルな場面も多くて重くなり過ぎず見やすくまとめられていたと思う。100年くらい前の時代の話だけれども、現代でも通じる背景や人々の感情がそこにはあった。
  • 終わった後ハッピーエンドで大満足~~~~!!!と明るく楽しい気分になった。面白かったです!
  • 全編に流れるフラメンコのリズム、ダンスがとても気持ちよい。
  • 鳳月さんの、その超越したスタイルと完成された美(ヒゲがあっても素敵、なくても素敵)だけでなく、演技も歌も十分に堪能できて最高でした!足が長すぎて、椅子に腰かけると足が余ってました…すごい…。侯爵の上ずった高い声もおかしくて、ラストついに登場した本物侯爵の高音セリフには笑ってしまった。そして入れ替わりで現れるロレンシオとのかっこよさの落差w
  • パトリシアは美しく品がありながら自己主張もできる女性で、演じた彩さんは『グレート・ギャツビー』のジョーダン・ベイカー役の時も自分の意思を持った自立した女性だったけど、その役の時とは全く違った雰囲気で素晴らしかった。魅力的なヒロインでした。
  • 偽侯爵(ロレンシオ)と秘書(ゴメス)と執事(アロンソ)のドタバタも楽しかった。みんな善人だから見てて気持ちが良いし、ロレンシオと秘書のデュエットも聴き惚れたよ。あんなに意気投合したのに替え玉作戦終了したら別れちゃうのか…と残念に思ってたら、二人とも侯爵家から暇乞いしてロレンシオ達に合流してた。こういうハッピーエンドに向かう怒涛の勢いは嫌いじゃないよ!
  • ゴメス役があのウルトラデラックスパーフェクトスーパーイケオジ(『グレート・ギャツビー』のボス)の輝月ゆうまさんだと途中で気が付きました。うわーすごい!今回もまた違った雰囲気のでありながらやっぱりイケオジですげーーーー!と興奮してしまったwかっこいい。そして侯爵とパトリシアの離婚も成立させてしまう謎の実力者だった。
  • セシリオくんが麗しくて歌が上手くて素敵でした。侯爵替え玉が割とコメディタッチなのに対しセシリオくんと組合の人たちの会合がキナ臭かったので、セシリオくん巻沿いで死んじゃうのでは?と心配してたら、本当に刺されてしまった!でも無事だった!!良かった!!!
  • マグダレーナと店長のやり取りも歌も好き。
  • フィナーレで鳳月さんの白いマタドール風燕尾服が美しすぎて衝撃的だった!美!美の破壊力!!デュエットダンスもすっごく素敵でした…!