のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

離婚弁護士

藤村俊二はああいう飄々とした役がはまる。「酒や女にだらしなくて自分勝手、でも奥さんや恋人には甘えている」役。この手の役は、もう少し若いと奥田英二や小林薫がはまると思う、と言うのは個人的な想像だが。
自分が捨てた妻や子への誠意として、誰とも入籍しないことを誓い続ける秀雄(藤村俊二)。一つのけじめとしてこれを守り通そうとする姿には文句もないし、「結婚は鳥かご」という考え方もそれはそれでいいと思う。しかし、「死ぬ覚悟はできているから、検査も受けずに帰ってきた」とか「大げさだなぁ、死ぬ時はみんな死ぬんだから」という考え方はちょっとー。
自分は先に死ぬ、自分の最期は誰か(妻)が見届けてくれると思っている。残されたものの気持ちを考えていないし、自分が残されるなんて夢にも思っていない。そのくせ伴侶が体調を崩した時は何もできずにオロオロするばかり。こういう考え方は苦手だなぁ。自分の身近にモロこのタイプがいるので、過剰に反応してしまうのかもしれないが。だから娘(あめくみちこ)の「いい加減にしなさいよ!」と言う一喝はすっきり爽快だった。
そうは言っても、織江(吉田日出子)が倒れてから写真館に飾られる二人の結婚写真のラストまでは泣けましたよ。おひょいさん吉田日出子、本当に味のある2人だ。
今週は柳田弁護士(佐々木蔵之介)が炸裂していてなかなかに満足。受付嬢(ミムラ)と2人で勘違いの妄想にを一喜一憂するのもかなり定着してきたようだ。
来週は弁護士役で生瀬勝久が登場。わわー、楽しみだ!