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六番目の小夜子 最終回

あー、終わってしまった…。「小夜子の冒険はこれで終わりです…」と玲(鈴木杏)に言われた時は、本当に「終わってしまったんだぁ」という何ともいえない切なさがこみ上げてきました。いいラストだったなー。全12回、約3ヶ月の間、確かにああでもない、こうでもないといろいろ妄想を膨らましながら「冒険」に参加していた気分だ。全ての謎の答えが示された訳ではなく、新たな疑問、想像の余地もたくさんあるまま終了した。でも、あの玲と沙世子(栗山千明)の別れを見せられたら、そんなの些細な問題だよ!と思えるほどだった。
雅子(松本まりか)の小夜子への執着はもはや病気か?と心配になるくらい。由紀夫(勝地涼)の命より大事って…!沙世子にぶっ飛ばされ、玲に救われた彼女は、すっかり元気を取り戻しましたが、精神崩壊して入院のラストだったらどうしよう?とハラハラさせられましたよー。
秋(山田孝之)は、「お父さん」とつい言ってしまうあの場面がしんみりです。大人になったよなー。父(古尾谷雅人)と似たような帽子をかぶって、ってあれをかぶらないと迷子の動物探しができないのか?すんごく微笑ましかったよ。


疑問点もいくつか残りました。それを考えるのもまた楽しく。

  • ゆりえ(冨士眞奈美)さんと小夜子伝説は関係あるのか?
    • 黒川(村田雄浩)を導いていたのは彼女?沙世子の転校先の伝説を前もって知っていた様子もあった。
  • 赤い服の少女は何者か?
    • 今まで亡くなった2番目の小夜子さんかと思っていたけど、よく考えたら見た目は子供だよねぇ。
  • 沙世子が少年達に襲われた時、野良犬たちが一斉に暴れだした原因は?
    • そのおかげで沙世子も玲の弟も助かったけど、これは沙世子に不思議な力があったということ?それとも小夜子が守ってくれたのか。
  • 小夜子は何者?ステージの照明を落としたり、体育館のガラスを割ったりしたのは小夜子?
    • 上手く言えないが…小夜子だよね。
  • ラストシーン、どこかの学校で始まる小夜子伝説。振り返った少女は誰?
    • うーん、「どこにだって、誰の心の中にだって存在する」小夜子に見えた。だから沙世子ではないだろうと私は思っている。「自分以外のものになりたい」「新しい自分を見つけたい」と思う思春期の少年少女、大人になる途中にいる中学生に小夜子は必要で、「小夜子」は玲たちの中学校だけに限った伝説ではない、と言う事なのかなー?と何となく思っています。



栗山千明も、鈴木杏も本当に可愛いのだよねー。今は栗山さんのゴーゴー夕張を見なくては!と何故か焦る気持ちになっている。いやいや本当に可愛い、っつーか美しい。