のんべんだらりといきましょう

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不機嫌なジーン 最終回

私が不機嫌になりました。あのブツ切れラストは何だったんだ。仁子(竹内結子)と南原(内野聖陽)が別れるのはいいとして、タクシーの中で涙を流して終わるのは後味悪いだろー!科学者として生きる事を選んで別れたなら、明るい表情で終わって欲しかった。青空教室で子供達に語りかける場面で終わってもよかったんじゃないのかなぁ。
ここ数回、仁子(竹内結子)に対するイライラがなくなったと思っていたのに今回はダメだった。仁子の周りにはアドバイスしてくれるよき友人が何人もいるのに、その忠告が一つとして役立っていないような気がする。少しは人の言うことを聞いたほうがいいよ。
南原との別れも、結婚と仕事、どちらかを選ばないとダメなの?今までも散々自分の事だけを考えて生きてきたんだから(南原や研究所の仲間などの心配をしている姿を見たことがない)、両方とも自分の思い通りにしてやるというガッツを見せてくれても良さそうなものなのに。神宮寺(小林聡美)は夫、子供、仕事、友人に恵まれて幸せな日々を送っているではないか。…ここまで言うと私の一方的な言いがかり?
それに「これで終わり?」とワンワン泣いていたけど、結局は仁子が南原のプロポーズを断り続けて振った訳でしょう。泣きたいのはむしろ南原の方。仁子は「生き物には愛情がある」ことを証明したいらしいけど、仁子自身が「愛し愛されること」を受け入れずに証明なんてできるのか?むしろ南原の方が彼なりの「愛情」を体現していたように見えるのだけど。
贔屓しているから余計そう見えるのかもしれないけど…南原が不憫すぎる。回想シーンも、南原は仁子が好きで好きで仕方がないのがよく分かる流れたっだし。2007年に再会した時、仁子の後姿を見送る南原も切なかったよ!新しい彼女らしき人を連れているからこそ、余計切ないんだよなー。
まぁ、正直別れて終わるとは思っていなかったので、このラストは意外であった。「仁子と南原と結婚して子供が生まれたらパパは予想外に子煩悩。仁子は世界的な科学者で世界を飛び回り、南原は子供のオシメを換えつつ『人類と自然の共生』(子供が生まれて目覚めたテーマ)を熱心に研究中」とか言うコメディタッチで終わってもよかったのになぁ。