のんべんだらりといきましょう

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瑠璃の島 #7

照明(小日向文世)が死んでしまうという突然の展開。重い…重すぎる。実はあちこち巡回している間に知ってしまったので、覚悟は出来ていたのですが…分かっていても号泣してしまった。照明さんのあのはにかんだような笑顔を見ていると切なくって仕方がなかったよ。いっちゃん(永井杏)からの手紙が届いた事を誰にも相手にしてもらえなかった照明だが、嬉しくて舞い上がっていただけでなく、いっちゃんが来る=子供が増える=島のみんなが喜ぶ、と思ったから島の人たちにしつこいほどに伝えようとしていたんだろうね。それを思うと手紙朗読シーンはもう涙が止まらなかった。
鳩海島に風が吹き荒れたのは台風のせいだけでなく、「里子問題」の是非を問い詰めようとするジャーナリスト(高杉亘)の登場によってももたらされていた。あのジャーナリストが「島の存続のために里子を募るというのは、エゴではないか?」と言っていたのは、このドラマが始まった当初私も思っていたことだ。でも、瑠璃と勇造(緒形拳)・恵(倍賞美津子)の繋がりを見ていると、それは様々なものの見方の一つであって、それが全てでもましてや正義でもないなぁと。また、あのように嫌味で独善的な物言いを見せられると、かえって浅い考え方であったと思い知らされた。それにしても『コトー』の時もそうだが、外から来るジャーナリストは何故必ず島に問題をもたらすのだろうか…。
自治会長(平泉成)の裏切りは妻の佳枝(市毛良枝)にとって許しがたい事だと思うが、何よりも本当のことを一言も話さず、問題をうやむやにしたまま成り行きを見ている事が耐えられないのではないだろうか。佳枝と向かい合おうとともしないのでは、文句も言えないだろうしねー。ここへ来て、壮平(塩見三省)が青春を取り戻そうと頑張っているのでどうなるかが見ものだなぁ。
鳩海島の日々が盛り上がりすぎて、川島(竹野内豊)の東京の過去はどうでもよくなってきました。勇造ではないが、瑠璃ちゃんを苦しめるような事がありませんように。いや、あるんだろうけどさ。