のんべんだらりといきましょう

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野ブタ。をプロデュース #7

亀梨和也って、演技が自然だな〜と改めて思った。修二(亀梨和也)というキャラクターはいろいろと複雑なのに、ぎこちなく見えない。いたって自然に「桐谷修二」という青年がそこにいるんだよね。
今回は、それぞれが「諦めること」を選んだ話だったけど、まり子(戸田恵梨香)が一番きつかった。いつの間にかまり子贔屓になっていた自分に気がついたよ。可能性がないと言われた時は、まるで自分が言われたように苦しかった。今までの時間も自分の存在も、彼女という名のアクセサリーでしかなかったという事をはっきりと告げられたわけだから。その直前には、校内放送で思いのたけをぶちまけ、歌をうたう彰(山下智久)。このコンボはかなりきました。「お嫁においで」も熱唱するのではなく、とつとつと歌う姿が切ねぇです。
今回、見ていて思いがけず泣けてしまった場面は、修二と信子(堀北真希)の合作VTR「私の好きなもの」だった。いろんな人の、いろんな人生があって、それぞれ諦めたり諦めなかったり。何だろうなー、ドラマはあくまで修二と彰と信子の物語なんだけど、キャサリン夏木マリ)にも、セバスチャン(木村祐一)にも、父(宇梶剛士)にも母(深浦加奈子)にもそれぞれの物語があるんだなぁなどと思ってしまって泣けてきた。そこ、明らかになける所じゃないだろ?って場面だというのに。あ、豆腐屋のおっちゃん(高橋克実)が「諦めたら、その時点で終了ってことでしょ?」ていうのは安西先生の名場面を思い出してしまい、ちょっと笑えたけど。
次回いよいよ嫌がらせの犯人がわかるのかな?もはや犯人よりも理由は一体何なのかが気になる。他にも、いよいよ修二の「人気者」の看板が下ろされる時が来るようだけど、まり子がどう動くかもかなり興味アリ。諦めが悪いとのことだから、修二を支えてくれればいいのになぁと勝手な期待をかけつつ次回を待ちます。