見慣れてきたせいか（失礼！）、全体的に抵抗感がなくなってきました。夜桜は美しかったし、小夜子（岩田さゆり）にもハッとする瞬間が確かにあった。演出やカメラワークもいい感じだし、雰囲気を盛り上げることができるのではないだろうか。
ちゃんと由似子の兄（村上幸平）や雪政（伊田國彦）も登場したのは驚きだった。なんとなくカットの方向かと思っていたので。しかし、雪政が桜の枝（造花と丸分かり）で己の背中を鞭打っているのは笑えた。あんな場面入れなくても。突然過ぎて笑ったよ。あれは一体何のためなんだ。小夜子への劣情を抑えるためか？ってそういうキャラなんだ…。
暁（池田努）と涼（松尾敏伸）も、結構はまってきたなー。やはり高校生には見えないが。暁がどうしようもない意地悪キャラで、涼が実は妹思いで勘の鋭い男というのもあっていると思う。もう少し涼に鋭さがあればいいような気もするが、原作時代からの贔屓も手伝ってかドラマ版涼も思わず肩入れしたくなる魅力がある。
